2012年12月25日火曜日

大学生のソーシャルメディア利用率97.4%、YouTubeは約7割・ツイッターは約6割

■もう企業のマーケターとしては当たり前の話かと思いますが、こうやってあらためてデータを出されると絶対はずしてはいけない。3年~5年後には、今以上にデジタルが中心となり、デジタルありきで考えなければ淘汰される怖い世の中になりそう。。。(全てがデジタル化されるわけではないですが)  (担当:i)

大学生のソーシャルメディア利用率97.4%、YouTubeは約7割・ツイッターは約6割

ソーシャルメディア東京工芸大学は2012年12月13日、大学生のコミュニケーションに関する調査結果を発表した。それによると大学生から成る調査対象母集団においては、ソーシャルメディア(FacebookやmixiのようなSNSに加え、ツイッターなどのミニブログ)を利用している人は97.4%に達していた。個々の種類別に見るとYouTube利用者が最も多く約7割、次いでツイッターが約6割、mixiが5割強と続いている。男女別では多くの種類で女性の方が利用率が高い傾向も確認できる(【発表リリース、PDF】)。
今調査は2012年10月25日から11月5日にかけて4年制大学に通う大学生を対象にモバイル端末経由のインターネット調査によって行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1、1年生~4年生まで均等割り当て。調査協力会社はネットエイジア。

モバイル端末の普及で大学生の間にも、コミュニケーションツールとして深く浸透しつつあるソーシャルメディア。今件では個別の主要種類別による利用率が算出されている。もっとも多くの人が利用しているのはYouTubeで69.3%という結果が出た。

↑ 利用しているソーシャルメディア(複数回答、上位15位)
↑ 利用しているソーシャルメディア(複数回答、上位15位)

次いで多いのはツイッターで60.2%、mixiの55.4%、ニコニコ動画の52.0%が続く。ただし今件はあくまでも「利用している/していない」しか問い合わせておらず、その利用頻度までは不明。別調査でもmixiの利用頻度の減退ぶりが指摘されており、mixiの55.4%とニコニコ動画の52.0%が、ほぼ同意を意味するとは限らないことを注意書きしておく(見方次第ということ)。

注目すべきものとしてはFacebookが半数近く、LINEが1/4近くに達していること。特にLINEは日本に浸透し始めてからまだ日も浅いのに、急速な成長ぶりがうかがえる値といえる。

これを男女別に見ると、概して女性の方が高い率を示している。女性のソーシャルメディアの活発な利用ぶりがうかがえる。

↑ 利用しているソーシャルメディア(複数回答、上位15位)(男女別)
↑ 利用しているソーシャルメディア(複数回答、上位15位)(男女別)

特にツイッターやLINEのようなミニブログ、mixiやブログのような日記系SNSでは女性の利用率が男性を大きく上回っている。他方、ゲーム色の強いサービスやニコニコ動画・2ちゃんねる・Google+のようなハードルの高い、あるいはアクの強いところでは男性の利用率が上回っている。それぞれ男女のソーシャルメディアとの付き合い方がすけて見える形となっているのが興味深い。

ちなみに各ソーシャルメディアを大まかな区分に分類した上で、利用率を男女別に調べた結果が次のグラフ。

↑ 利用しているソーシャルメディア(大まかな区分別)(複数回答)(男女別)
↑ 利用しているソーシャルメディア(大まかな区分別)(複数回答)(男女別)

ソーシャルメディア全体としての利用率はほぼ100%。男性ではYouTubeなどの動画共有サイトの利用率が一番高いが、女性はSNSが高くなる。ソーシャルゲームでは男女差はほとんどないが、ミニブログやSNS、そして画像やイラスト共有サイトでは大きな違いが生じている。利用率の差異に「なるほど感」を覚える人も多いに違いない。

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