2014年4月28日月曜日

格安スマホ、家電量販も ビックカメラやヨドバシ


http://www.nikkei.com/article/DGXNASDZ170FM_X10C14A4MM8000/


家電量販大手のビックカメラは格安のスマートフォン(スマホ)販売に参入する。端末代込みの利用料は大手携帯電話会社の半額以下の月2830円(税別)で、18日から店頭販売を始める。4日から月2980円のスマホを売り始めたイオンよりも安くする。5月にはヨドバシカメラも販売に乗り出す方針。大手小売店の相次ぐ参入で格安スマホは本格的な普及期に入りそうだ。
 格安スマホはNTTドコモなど大手携帯電話会社から事業者が回線を借りて独自にサービス提供する。限られた回線を多くの利用者で分け合うためデータ速度は遅い。その分、高価な通信設備を自前で持たないので料金を安く抑えられる。イオンの格安スマホは当面の販売目標の8千台が月内にも売り切れる見通し。
 イオンを追うビックカメラはスマホとタブレット(多機能携帯端末)計3種類を計1千台販売する。ビックカメラ35店と傘下のコジマの一部店舗で扱う。通信サービスはインターネットイニシアティブ(IIJ)がドコモの回線を借りてビックカメラの客に提供する。
 中堅通信機器メーカーのコヴィア(横浜市)のスマホと毎月1ギガ(ギガは10億)バイト分のデータ通信が使える。月1ギガはスマホ利用者の平均的なデータ通信量とされる。通話料は30秒で20円とドコモと同じにした。MNP(番号持ち運び制度)にも対応し他社からの乗り換えを狙う。途中で解約しても端末代の未払い分だけ払えば済む。
 ヨドバシも日本通信の通信サービスを使った格安スマホを5月にも売り出す。端末込みの料金は月3千円前後で検討している。
 総務省はスマホ市場の裾野を広げるため、ドコモなどが回線を貸し出す際の接続料を引き下げるよう促す。中国メーカーなどは1台1万円程度の低価格スマホを相次ぎ開発しており、スマホサービスの低料金化に一段と拍車がかかりそうだ。

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