Wall Street Journalは事情に詳しい関係者の話として、Amazon.comが数週間前に米カリフォルニア州サンフランシスコと、本社がある米ワシントン州シアトルで開発者を招き、製品を披露したと伝えている。招待したのは同社が厳選したアプリ/ソフトウエア開発者。会場は警備員を配備したホテルのスイートルームだったという。
Amazon.comが開発しているとされる端末は、特別な眼鏡を用いることなく3D画像を表示できるディスプレイを備えている。本体前面には4つのカメラとセンサーを内蔵し、利用者の視線の動きや、端末と顔の距離や動きを検知する。これにより、画像のズームを自動的に行う。また本体を動かすことでテキストや画像を操作することも可能という。
Amazon.comが自社ブランドのスマートフォンを開発しているという報道は昨年5月にもあった(関連記事:
)。だが同紙によると、今回、Amazon.comはサプライヤーの1社に対し、4月中にも量産を始める見込みと伝えている。初回の発注台数は60万台。Amazon.comは2社のディスプレイメーカーを確保しており、そのうちの1社はiPhone 5sと同5cのディスプレイを製造しているジャパンディスプレイという。
Amazon.comは、4月2日に動画配信のセットトップボックス(STB)「Fire TV」を米国で発売した。同じ週には商品パッケージのバーコードをスキャンして日用品を注文できる端末「Amazon Dash」を発表するなど、同社はこれまで以上にハードウエアの開発に力を入れていると、Wall Street Journalは伝えている
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