2013年1月16日水曜日

BCN調査:ドコモのスマホ、年末商戦でシェア首位 3カ月ぶり

家電量販店のPOS(販売時点情報管理)データを集計するBCN(東京・千代田)が16日発表した2012年の年末商戦動向によると、12年12月のスマートフォン販売でNTTドコモのシェアが48.8%と前月に比べ大幅に拡大、3カ月ぶりに首位に立った。冬モデルが出そろった12月のスマホ販売台数の通信会社別シェアは2位のau(KDDI)が29.8%、3位のソフトバンク傘下のソフトバンクモバイルが20.6%だった。
◎通信会社別スマホ販売台数シェア
         10月  11月  12月
・NTTドコモ  29.5% 31.5% 48.8%
・au(KDDI)34.5% 34.0% 29.8%
・ソフトバンク  35.4% 34.0% 20.6%
 メーカー別販売台数シェアは、従来のスマホに比べ電池が長持ちする「AQUOS PHONE ZETA(アクオスフォン・ゼータ)」を製造するシャープが12月に19.3%と大幅に伸び、ドコモのシェア拡大に寄与した。KDDIとソフトバンクが販売するiPhone(アイフォーン)の米アップルは、新機種iPhone5の発売直後である10、11月に50%を上回るシェアを記録した後、12月は首位を維持したが32.1%まで低下した。
◎メーカー別スマホ販売台数シェア
         10月  11月  12月
・アップル    56.9% 52.0% 32.1%
・シャープ    10.1% 11.1% 19.3%
・ソニー      5.6% 11.7% 11.9%
  モバイルコミュニケーションズ
 タブレット(多機能携帯端末)のメーカー別販売台数シェアは12月、2万円台で多く販売されている「Nexus(ネクサス)7」を製造する台湾エイスース(華碩電脳)が44.4%と、「iPad(アイパッド)」のアップル(40.1%)を抑えて首位。アップルはタブレットの月間シェアで初めて首位の座を明け渡した。
◎タブレット販売台数シェア
         10月  11月  12月
・エイスース   36.5% 32.4% 44.4%
・アップル    39.6% 51.8% 40.1%
 このほか薄型テレビの年末商戦は、販売台数も金額も「非常に低調で、ほとんど(年末商戦らしい)ピークを形成しなかった」(BCNの道越一郎エグゼクティブアナリスト)。夏場にかけて回復した平均単価も足元では価格競争で再び下落傾向。地上アナログ放送の終了による「需要先食いの悪影響は続いている」という。
 メーカー別の販売台数シェアは、価格下落が目立っているシャープが拡大。12月に45.3%と、パナソニックの15.5%や東芝の14.7%などを大きく引き離した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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