2013年8月15日木曜日

「柔よく剛を制す」…ドランク鈴木の“炎上”受け流し術

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「柔よく剛を制す」…ドランク鈴木の“炎上”受け流し術
見た目によらず柔術の腕前もすごい/(C)日刊ゲンダイ
 お笑いコンビ、ドランクドラゴンの鈴木拓(37)は、一部で炎上請負芸人と呼ばれている。炎上しても大してダメージが見られないことに加え、炎上そのものさえコントロールしてしまう希有(けう)な存在だからだ。

 鈴木が最初に炎上したのは2012年10月、鬼ごっこを逃げ切ると高額賞金がもらえる番組に出演した時のこと。途中で降参する代わりに、賞金の一部を得る「リタイア」をしたことをなじられた。ところが、「ゴミ人間」には「今日はゴミの日なんですか」、「つまんない」には「ぼくはおもしろくなりたい(略)一発ギャグ下さい」、「揚げ足とって楽しいか」には「はい! とっても楽しいです!」と、まるで他人事のように受け流す。「イラつきました」と絡まれれば、「影が薄かった僕が今回貴方(あなた)をイラつかせるほどの存在感が出たのかも知れませんね。ありがとうございます」と返すあたり、まったく「柔よく剛を制す」。

 実際、鈴木は柔術の心得があり、その実力はプロから折り紙をつけられたほどなのだ。そして今年7月、今度はドッジボールを模したバラエティー番組に出演して再び炎上。しかし、鈴木は放送日の午前中からツイッターで「今日は(略)そうだ! 炎上しよう!」「やっぱり炎上しよ!」と余裕の予告を2回も行う。案の定、放映中から散々中傷された後、午後11時前に「そろそろ燃え尽きたかな? みなさんスッキリしましたか? はい! 炎上終了!」と、人を食ったような書き込みでシメた。

 今年3月、鈴木は「(炎上は)番組の宣伝にもなる」「炎上が本当に嫌なわけじゃない」「勝手に盛り上がってくれるからありがたい」「(炎上して)心底良かったーって思った」と語っていた。実は、炎上することで注目を集め、商売に結びつける炎上マーケティングを実践していたのだ。

 それは、まんまと成功した。2回目の炎上となった今回、鈴木へは「ヨゴレ、ヒール(悪役)の役をまっとうしてかっこいい」「貴重なキャラクター」という賛辞が、罵詈(ばり)雑言を上回って寄せられたのである。

 これはプロの芸だから、誰もが真似できることではない。ただ、炎上とて無敵ではないという例である。(ITジャーナリスト 井上トシユキ)

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